DTF転写フィルムの使い方
DTF転写フィルムを購入して、カラフルなデザインをプリントしたいですか?DTFフィルムによる印刷は、通常の紙印刷とは少し異なります。専用の印刷機とデザイン調整用のソフトウェアが必要です。
難しそうに聞こえますか?心配はいりません!
このブログでは、DTF転写フィルムの使用方法を、必要な道具や資材とともに、ステップごとにわかりやすく解説します。
この記事の内容
- 必要なツールと資材
- DTF転写フィルムの使用手順(ステップバイステップ)
- DTFフィルムに関するよくある質問
必要なツールと資材
DTF転写紙以外にも、DTF専用の資材とヒートプレス機が必要です。
DTF印刷に必要な資材
主に以下が必要です:
- DTFプリンター
- DTFインクセット
- 接着パウダー
- 硬化用オーブン
どのプリンターが使用できるのかについて混乱が多くあります。通常のプリンターは使用できません。インクジェットプリンターはDTF用に改造することが可能ですが、最も理想的なのは、DTFインク対応の専用プリンターです。詰まりを防ぐための特殊なプリントヘッドが搭載されています。
xTool Apparel Printer(xToolアパレルプリンター)は、DTF転写フィルムに最適なプリンターです。高解像度(720 x 1800 DPI)で細部まで再現可能で、自動メンテナンス機能も備えており、インク詰まりを防ぎます。
DTF転写フィルムには、CYMKおよび白インクの5色で構成される専用インクが必要です。通常のインクや昇華用インクでは同様の品質は得られません。
接着パウダーはデザインを布地と結合させる役割を果たします。このパウダーを硬化させるには専用のオーブンが必要です。xTool Apparel Printer(xToolアパレルプリンター)のように、パウダー自動供給・硬化ユニット(シェイカーオーブン)を接続できる機種もあります。
ヒートプレス
DTFは基本的に熱転写方式のため、デザインを生地に移すにはヒートプレス機が必要です。

DTF転写フィルムの使用手順(ステップバイステップ)
必要な資材が揃えば、作業はシンプルになります。ここまでで資材について詳しく説明したので、以下の手順はより理解しやすくなっているはずです。
ステップ1:デザインを用意する
転写用にデザインが必要です。ウェブ上から高解像度の画像をダウンロードするか、自分でグラフィックソフトを使って作成します。

ステップ2:DTFプリンターで印刷する
デザインが完成したら、RIPソフトに取り込んでCMYK対応フォーマットに変換します。xTool Apparel Printer(xToolアパレルプリンター)を使っている場合、制御ソフトXCS内にRIP機能が統合されています。

画像の反転は自動的に処理されるため、自分で行う必要はありません。DTFフィルムのマット面をプリントヘッド側に向けてセットし、印刷を開始します。
ステップ3:パウダーを塗布して硬化する
DTFプリンター単体を使っている場合は、自分で接着パウダーを手動で塗布し、硬化させます。別の方法として、フィルムを自動で処理できるシェイカーオーブンを使うこともできます。
ステップ4:ヒートプレスまたは保存する
フィルムが硬化したら、熱転写の準備が整います。生地の上にフィルムを置き、素材に合った温度に設定したヒートプレス機で圧着します。
準備ができたDTF転写フィルムは、後で使用するために保存することも可能です。

DTFフィルムに関するよくある質問
DTF転写紙は通常のプリンターで使えますか?
いいえ。通常のプリンターはインクの供給方式が異なるため、DTFには非対応です。ただし、インクジェット方式のプリンターであれば、改造によって対応可能な場合もあります。
DTF紙はインクジェットプリンターで使えますか?
一部のインクジェットプリンターはDTF用に改造することができます。ただし、標準では想定されていないため、詰まりやインクの流れの不安定といった問題が発生することがあります。
DTF転写紙は昇華プリンターで使えますか?
この手法は「DTF昇華転写」と呼ばれていますが、仕上がりは一貫して良好とは限りません。明るい生地には使えることがありますが、白インクが使えない昇華プリンターでは、暗い衣類には適していません。