xTool F1 Ultra:世界初の20Wファイバー&ダイオード・ガルボ・デュアル・レーザー

デスクトップ・レーザーカット・彫刻機の登場後、ダイオード・レーザーとCO2レーザーの2種類が普及しています。これらのレーザー加工機はさまざまな一般的な素材に対応していますが、金属に関しては未だ不十分です。

何年もの間、DIY愛好家たちは、産業用途にのみ許されたパワフルで迅速なファイバー・レーザー技術に憧れてきました。 xTool F1 Ultraは、20Wファイバーレーザーと20Wダイオードレーザーを搭載した世界初のデスクトップ・レーザー・マシンです。

F1 Ultraがどのように他の機種と一線を画しているのか、またレーザー技術の世界に革命的な進歩をもたらした理由は何なのか、一緒に探っていきましょう。

世界初の20Wファイバー+20Wダイオード・レーザー

レーザーの種類は利得媒質に基づいています。レーザー光源は利得媒質に当たることで増幅されます。市場に出回っているレーザーのほとんどは、ダイオード励起固体レーザー(DPSS)かCO2レーザーが使用されています。これらから発せられるレーザーの波長は、金属を除くほとんどの素材に吸収されます。

xTool F1 Ultraは、20Wのファイバーレーザーを搭載した画期的なマシンです。一般的なレーザーマシンとは異なり、出力を最大化するためにファイバーレーザーを利得媒体として使用し、同じ動作出力レベルでより深い彫刻とカットを実現します。

deep engraving with xtool f1 ultra

使用素材に制限なし

20Wのファイバーレーザーに加えて、F1 Ultraは20Wのダイオードレーザーも搭載しています。この2つを組み合わせたことでほぼすべての素材に対応できるようになりました。

ファイバーレーザーは、すべての金属(金、銀、銅、ステンレス鋼、真鍮、チタンなど)、プラスチック、岩石(スレート、石畳)、セラミックに対応。一方、ダイオード・レーザーは、木材、アクリル(透明アクリルを除く)、皮革、ガラス、ゴム、布地などの彫刻を得意とします。

compatible materials of xtool f1 ultra

オールラウンドな彫刻

彫刻はレーザー加工機の重要な機能であり、xTool F1 Ultraは20Wのファイバーレーザーとダイオードレーザーによりこの分野に非常に優れています。さらに、この強力な組み合わせにより一般的な素材や金属への繊細な3Dレーザー彫刻が可能になりました。またこの特別なファイバーレーザーは、金属へのカラー彫刻も可能です。

all-round engraving of xtool f1 ultra

F1 Ultraは、曲面や凹凸面への彫刻にも対応しています。スマートカメラが輪郭をスキャンし、彫刻中に焦点を自動的に調整します。さらに、xToolの特徴であるロータリーアタッチメントRA2 Proを使用することで円筒形の対象物にも彫刻することができます。

金属カットを身近に

これまで金属カットに十分なパワーと適切なレーザー波長を備えたデスクトップ・レーザー・カッターがなかったため、金属カットは産業環境に限られていました。しかし、20Wファイバーレーザーを搭載したxTool F1 Ultraは、これらの制限を打ち破りました。現在、F1 Ultraは薄い金属のカットを可能にし、工芸品に金属の要素を加えることを可能にします

laser-cut metal decor made with xtool f1 ultra

カット可能なおおよその厚みは、ステンレス(0.3mm)、真鍮(0.4mm)、アルミニウム(0.2mm)など。

工場レベルの生産性

xTool F1 ultraは、工業用ファイバーを搭載しているだけでなく、同じパフォーマンス機能を提供します。10,000mm/秒の彫刻速度は、かつては工業用器機のみに使用できましたが、xToolはデスクトップ・レーザー・カッターで使用できるようにしました。

F1にはオートコンベアベッドも備えられており、ユーザーはより長さのある材料を簡単に扱うことができるようになりました。このシステムは、コンベア上の形状を自動的に認識できるスマートカメラにより、F1 Ultraがすべての部品にパターンを彫刻することを可能にしています。

auto conveyor

史上最大の卓上ガルボレーザー彫刻機

xTool F1 Ultraは、卓上型ガルボレーザー彫刻機としては最大サイズを誇ります。作業スペースは220×220mmで、オートコンベアにより220×500mmまで拡張できます。高さは145mmまで対応可能で、このクラスで最も汎用性の高いマシンです。

パワフルでありながら安全

ファイバーは非常に強力なため、安全性が心配な方もいるかもしれません。しかし、xToolは他のマシンと同様、安全性を第一に考えています。

F1Ultraは、レーザーが漏れないように作業スペースは完全に密閉されています。また、レーザーフィルター用の蓋も装備しており、使用中に外付けの安全ギアを必要としません。レーザー作業中にカバーが開くと、レーザー出力は無害な強度まで低下します。さらに、彫刻中の煙やホコリを効率的に除去するための排煙装置が設置されており、屋内や店頭での使用でも安全な環境を保証します。

超簡単にマスター

xTool F1 Ultraは、初心者からプロまで、すべてのユーザー向けに設計されています。マシンは組み立てる必要はなく、電源を入れるだけで作業を開始できます。

互換性のあるソフトウェア、XCSは非常にわかりやすく、ワンクリックで最適なパラメーターを設定できます。ソフトウェアには、すでに400種類以上の素材がプリセットされており、これらの設定は最高の彫刻・カットの仕上がりになるようにテスト、最適化されています。

XCSのワークスペース全体を鮮明に映し出すスマートカメラシステムにより、デザインの位置決めが非常に簡単になりました。デザインを材料にドラッグ・アンド・ドロップするだけで完了します。

camera preview

もう一つの特徴にオートフォーカス機能があります。彫刻昨日の使用時、材料を中に入れ、xTool素材ライブラリで選択するだけで機械が材料の厚さを計算し、レーザーヘッドの位置を調整します。手動でフォーカスを設定できるオプションは、ユーザーによる定義の素材にも利用できます。

今回F1 Ultraには、ユニークなコントロール機能も追加され、7GBのストレージを備えたタッチスクリーン・コントロールパネルが搭載されています。プロジェクトをコントロールパネルに直接保存し、コンピューターやタブレットに接続することなく、F1 Ultra上で加工を開始することができるようになりました。

touch screen control panel

限りない創造性

20Wファイバーレーザーとダイオードレーザーを搭載したxTool F1 Ultraは、使用可能な素材を大幅に拡大し、創造的な可能性の扉を開きます。強力なファイバーレーザーは、複雑な3D彫刻を可能にし、ジュエリー作品の制作を切り開きます。

コンパクトなサイズ、高い彫刻速度、安全な操作性により、店頭でのカスタマイズに最適です。バッチ生産が必要な企業にとって、F1 Ultraは試してみるべき最新のオプションです。

in-store customization